文学その7

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

日本の伝説:柳田國男(728-753)/2390

(閑田耕筆)。 (Koda, K.). 或はまた身寄りも何もない老僧が死んでから、いつも一|疋の片目の蛇が、寺の後の松の木の下に来てわだかまっている。 Or, once an old priest with no side-by-side died, a one-eyed snake of the dog always came under the p…

日本の伝説:柳田國男(699-727)/2390

(越後国|式内神社案内。 (Echigokuni|Shikinai Shrine Information. 新潟県|中頸城郡|櫛池村青柳) Niigata Prefecture | Nakakubiki District | Kushiike Village Aoyagi) 池の主の大蛇は、水の中にばかり住んでいて、へびともまるで違ったおそろしい…

日本の伝説:柳田國男(659-698)/2390

その因縁によって今でもその水にいる魚が片目だというのであります。 The fish in the water is still one eye because of that connection. この「因縁」ということも、昔の人はよくいいましたけれども、どういうことを意味するのか、まだ確にはわれわれに…

日本の伝説:柳田國男(624-658)/2390

昔このお社の春秋の祭りに、魚のお供え物をしたお加持の池の跡だからといっておりました。 It used to be said that in the spring and autumn festival of this company, it was the remains of the Kamochi pond that served fish. 四十年ほど前に田に開い…

日本の伝説:柳田國男(586-623)/2390

人聞菩薩は八幡大菩薩が仮にこの様な姿をして、村々をお歩きなされるのだという人もありましたが、こんな奇妙な僧の名もあるまいと思いますから、私などはそれを人の母、すなわち人母という言葉が、この神の信仰について、古く行われていた名残であろうと思…

日本の伝説:柳田國男(552-585)/2390

(新篇武蔵風土記稿。 (New edition Musashi culture article. 埼玉県|北足立郡白子町下新倉) Saitama Prefecture | Shimotarakura, Shirako-cho, Kita-Adachi-gun) 伝説は子安の池の、岸の柳の如く成長しました。 The legend grew like the willow on the…

日本の伝説:柳田國男(521-551)/2390

それぐらいな変化は伝説には珍しくないのみならず、多くのお社や堂には脇侍ともいって、姥の木像が置いてあり、また関の姥様の話にもあるように、児と姥との霊を一しょに、井の上、池の岸に祀っているという、伝説も少くないのであります。 Not only is such…

日本の伝説:柳田國男(495-520)/2390

これもでんぼ隠しの記念であって、その婆さんはでんぼで且つ跛であったからという人もあるが、所によっては大師様自身が生れつき跛で、それでこの晩村々をまわってあるかれるのに、雪が降るとその足跡が隠れてちょうどよいと喜ばれるといい、「でえしでんぼ…

日本の伝説:柳田國男(460-494)/2390

岡山県邑久郡裳掛村福谷) (Fukuya, Sokkake Village, Oku-gun, Okayama Prefecture) 安房の青木という村には、弘法大師の芋井戸というのがあります。 In the village called Aoki in Awa, there is Kobo Daishi's potato well. 井戸の底に芋のような葉をし…

日本の伝説:柳田國男(431-459)/2390

そうして仏法の教化とは関係なく、いつもわれわれの常の生活について、善い事も悪い事も共に細かく世話を焼いています。 Therefore, regardless of Buddhism's indoctrination, we always take good care of our daily lives, both good and bad. 杖立て清水…

日本の伝説:柳田國男(400-430)/2390

それには弘法大師が最もその人だと、想像し易かっただけではないでしょうか。 Wasn't it easy to imagine that Kobo Daishi was that person? 温泉の方にも杖で掘り出したという伝説が少しはあります。 There is a little legend that hot springs also dug …

日本の伝説:柳田國男(365-399)/2390

話は残っているかどうか知りませぬが、それを今でも姥滝というのであります。 I don't know if the story remains, but it's still called Utabaki. 杖が藪という村にも大師が杖で穿ったという加持水の井戸があって、その杖を投げて置かれたら、それが成長し…

日本の伝説:柳田國男(334-364)/2390

ところがその隣りの吉原という村には、そういう結構な井戸がないばかりでなく、今でも吉原の赤脛といって、村の人が股引をはくと病気になるといい伝えて、冬も赤い脚を出しているのは、やはりある姥が股引を洗濯していて、せっかく水を一ぱいくれといわれた…

日本の伝説:柳田國男(306-333)/2390

大師講の由来 Origin of Daishi-ko 伝説の上では、空也上人よりもなお弘く日本国中をあるき廻って、もっとたくさんの清い泉を、村々の住民のために見つけてやった御大師様という人がありました。 According to the legend, there was a man named Odaishi wh…

日本の伝説:柳田國男(272-305)/2390

お社はその泉の前の岩の上にあり、御神体は筆を手に持って、歯を染めようとする女の御姿でありました。 The company was on the rock in front of the fountain, and the sacred body was the figure of a woman holding a brush and trying to dye her teet…

日本の伝説:柳田國男(229-271)/2390

(因果物語。 (Causal word. 栃木県那須郡那須村湯本) (Yumoto, Nasu Village, Nasu District, Tochigi Prefecture) 伊豆の熱海にはまた平左衛門湯というのがあって、「平左衛門甲斐ない」とからかうと湯が湧くといい、旅の人がそれを面白がるので、村の子…

日本の伝説:柳田國男(193-228)/2390

閻魔と地蔵とは同じ一つの神の、両面であるといった人もあります。 Some say that Enma and Jizo are two sides of the same god. もしそうだったら地蔵は子供の世話役ですから、わざわざこわい顔をした婆さんに頼む必要はないのですが、以前はこれがわれわ…

日本の伝説:柳田國男(159-192)/2390

ただそこが神様の領分の堺であるために、いよいよ厳重に身をつつしみ、また堺を守る神を拝んだようであります。 However, it seems that he worshiped the god who protects Sakai by enthusiastically leaning on it because it is Sakai, the territory of…

日本の伝説:柳田國男(131-158)/2390

もとの地に残っている方の一つの石も、姥石だと思っている人が多いようであります。 It seems that many people think that one of the stones remaining in the original land is also a diabolical stone. そうして他の地方にある神石と同様に、この百年ほ…

日本の伝説:柳田國男(104-130)/2390

山の峠や橋の袂、または風祭のように道路の両方から丘の迫ったところには、よく男女の石の神が祀ってありました。 The stone gods of men and women were often enshrined near mountain ridges, bridges, and the hills from both roads like the wind fest…

日本の伝説:柳田國男(68-103)/2390

道祖神は道の神また旅行の神で、その上に非常に子供のすきな神様でありました。 Dosojin was the god of the road and the god of travel, and on top of that, he was a very dear child. 昔は村中の子供は、皆この神の氏子でありました。 In the old days,…

日本の伝説:柳田國男(34-67)/2390

そうして同じ日本の一つの島の中であるからには、形は少しずつ違っても、やっぱりこれと同じ種類の植物しか、生えていなかったこともたしかであります。 It is also true that, because they were all on the same island in Japan, only the same type of p…

日本の伝説:柳田國男(1-33)/2390

日本の伝説 Japanese legend 柳田國男 Kunio Yanagita 再び世に送る言葉 Words to send to the world again 日本は伝説の驚くほど多い国であります。 Japan is a country with a surprising number of legends. 以前はそれをよく覚えていて、話して聴かせよ…

どら猫観察記:柳田國男(113-146)/146

人為の性質でも代を重ねるうちに、固定し遺伝する旁例は人類が最も多く持って居る。 Humans have the greatest number of cases of immobilization and inheritance over the ages of artificial nature. 耳たぶに穴のある人は我々の中にも多い。 Many of us…

どら猫観察記:柳田國男(78-112)/146

四 four 猫が人間から離反しようとする傾向は、実は夙くより見えて居たのであった。 The tendency of cats to move away from humans was actually more visible. 大体に於て両者を結合する縁の糸は、牛馬鶏犬の如く強靱なものではなかった。 In general, th…

どら猫観察記:柳田國男(42-77)/146

カピトルの岡の北の麓、今の朝家の第一世帝の記念塔の傍に、壮大な残骸を留めたトラジャン館址の如きは、周囲が高い石壁で攀じ降ることが難い為に、数十の野ら猫が常に悠々として遊んで居る。 At the foot of the northern part of Capitol's Oka, near the …

どら猫観察記:柳田國男(1-41)/146

どら猫観察記 Doraneko Observation Note 柳田國男 Kunio Yanagita 一 one 瑞西に住む友人の家では、或日語学の教師の老婦人が、変な泣顔をして遣って来たそうである。 It seems that at a friend's house in Ruisei, an old lady, a language teacher, sent…

歳棚に祭る神:柳田國男(42-75)/75

ただその方式が如何にもまじめ過ぎる故、新しい青年は次第にこれをいやがりいつとなく年少の者に役目を譲るようになって、そうすると遊びの気持が多くなり、最初の趣意が隠れたのである。 However, because the method was too serious, the new youth gradu…

歳棚に祭る神:柳田國男(1-41)/75

歳棚に祭る神 Gods on the old shelf 柳田國男 Kunio Yanagita 歳棚に祭る神 Gods on the old shelf いわゆる三が日の本当の正月に対して、十五日を小正月と呼ぶ地方は多い。 There are many regions where the 15th day is called the New Year's holiday, …

峠に関する二、三の考察:柳田國男(79-130)/130

前者は頂上に近くなって急に険しくなる路、後者は麓に近い部分が独り険しい路である。 The former is a steep road near the summit, and the latter is a steep road near the base. 一は低く道をつけて力めて川筋を離れまいとする故に、何度も谷水を渡らね…